<
      http:// jp.cnqcr.com  |  mail: jpcnqcr@163.com

中国通貨政策は依然厳しい

自動車人 2020-11-18 10:30:00 著者:張恒

最近、中国国家統計局の一連の関心データでは、10月の中国国民消費価格指数(CPI)は前年比0.5%増、前月比0.3%減となった、中国工業生産者出荷価格指数(PPI)は、前年比2.1%減、前月比横ばいだと発表した。
 

消費財である自動車はCPIに含まれるが、自動車自体が平価切り下製品であり、激しい競争につれ、価格が下がり続けるため、CPIの上昇と自動車販売量の相関関係は大きくない。注意すべきことは、10月のCPIでは、交通と通信価格が前年比3.9%下落し、特に大幅な低下だ。

人民元の為替レートの上昇は、輸入型インフレをある程度回避したため、輸入型インフレからの圧力は大きくない。今後数ヵ月間、CPIは低下し続けるのが多数機構の見方だ。

10月のPPIは前年比2.1%減、前月比は同じ水準を維持した。工業生産者出荷価格のうち、耐久消費財の価格は1.8%下落し、このうち、自動車が比較的大きな比重を占めている。他に自動車と関連するのは、燃料動力類価格は9.9%減、化学工業原料価格は7%減、非鉄金属や電線類価格は3.0%増、鉄金属価格は2.2%上昇した。

中国の石炭価格と鉄鋼価格の上昇につれ、PPIは今後数ヵ月間小幅上昇すると見なすが、依然としてマイナス範囲だと機構は予測する。今後数ヵ月間、CPIとPPIが二重収縮の状態を呈しかねないという意味だ。
 

中国人民銀行が発表した10月金融資料と社会金融資料によると、10月の人民元融資額は6898億元が増加し、社会融資額は1.42万億元が増加した、前年比10.5%上昇のM2は市場予想を下回った。デフレの傾向は一層確認された。

2020年5月末以降、中国市場金利が急騰し、通貨政策は緩和から緊縮に変えた。CPIとPPIの二重収縮は、今後の一定期間に通貨政策が調整される可能性を意味する。上海銀行間取引金利(SHIBOR)の中長期金利上昇は11月から減速し、特に3月と6月の期間中は横ばい状態が現れ、市場金利が段階的高点を打ち、今後の下落可能性は排除できない。

現在、中国自動車市場のおおまかな状況はこの通りだ:商用車の伸び率が急速に低下し、乗用車のうち、特にセダンは安定的に成長し始め、新エネルギー車は爆発的な成長を遂げている。デフレは間違いなく消費の良い指標ではない。しかし、市場金利が下がれば、業界の融資コストや消費者向け融資も易しいことだ。
 

中国の市場志向改革は徐々に収穫期を迎え、堅実な製造企業の資金調達問題は益々解消され、融資コストが下がる一方、資産状態が悪く、新規融資金で過去借りた部分を返済しようとする企業には、新規融資は更に難しくなり、最悪の場合、市場によって清算される運命にさえ直面するでしょう。中国の大手自動車企業の市場価値は過去1年間で大幅に上昇しており、融資コストも大きく恩恵を浴びるでしょう。

通貨政策の最も重要な指標として、CPIは現実経済状況に対する反応は日増しに正確性が欠いている。それにしても、CPIは依然として最も重要な通貨指標だ。現段階の中国緊縮的通貨政策は、二重収縮によって方向性を転じるでしょうか。(自動車人/張恒)

関連読書:

FAW TOYOTAの「Avalon臻選版」が中国で発売

トピックポストする:2023-08-01
FAW TOYOTAの「Avalon臻選版」が中国で発売

TOYOTAの2030戦略の実現経路

トピックポストする:2023-06-19
TOYOTAの2030戦略の実現経路

GAC TOYOTAのHIGHLANDERシリーズの新車が中国で発売

トピックポストする:2023-06-11
GAC TOYOTAのHIGHLANDERシリーズの新車が中国で発売

日本の半導体製造装置輸出規制が実施、中国への影響は?

トピックポストする:2023-06-07
日本の半導体製造装置輸出規制が実施、中国への影響は?

GAC HONDAが中国で電気化車種の発売を加速

トピックポストする:2023-06-06
GAC HONDAが中国で電気化車種の発売を加速
汽车人版权所有