自動車人/張恒
米国現地時間11月2日、JPMは美国株関連報告書を発表し、見通し好調内容は市場に強心剤を注入した。米国株は先週金曜日に急落後、全面的に回復した、“中国概念株”も全体的に上昇し、新エネルギー車企業が熱心市場に浮上し、NIO株価は再び最高値を記録した。中国A株について、自動車セクターは業界2位にランクインされ、BYD株価は最高値を更新した。
先週金曜日、NASDAQは2.45%急落し、Big Tech FAAMG（Facebook、Apple、Amazon、Microsoft、Google）は、Googleの好調以外に、他4社の市場価値損失は2300億ドルとなった。２つの理由が挙げられる：一つはウイルスの冬期再流行、もう一つは米国大統領選挙期間中、投資者は“膨大な”刺激策の実行可能性へ懸念を持ち、不確実性を回避するために、株式を売却した。
JPMの報告書によると、中長期的の観点から、株式市場の上昇は財政刺激ではなく、債務水準と市場流動性及び中央銀行の量的緩和に大きく依存すると記載された。
11月2日、米国株価が高位で取引開始後上昇し続け、NASDAQは0.42%上昇で取引を終了した。“中国概念株”は市場全体を上回り、Alibaba株価は2.02%上昇の310ドルで、市場価値は8410億ドルを記録した。中国A株自動車セクターの急増、及び前年比100%増の10月販売につれ、NIO株価は9%近く急騰し、１株当たり33.32ドルで、市場価値は449億ドルを記録した。理想自動車は13.4%高騰、小鵬自動車は7%近く急増した。
過去の経験から判断すると、米国大統領選挙の不確実性が高まれば高まるほど、資本市場の変動性が激しくなる。多数の世論調査、アナリスト、予測専門家は共通的に民主党出身のBiden副大統領の勝利が有力だと期待する、一方、11月3日大統領選挙の結果については、依然として懸念が満ちている。
グローバル投資家はこの非常時に中国自動車株を更に選好する。中国の自動車販売量は、ウイルスがコントロールできてから急速に回復し、高級車市場は30%以上増加した。
中国時間11月2日、中国A株産業セクターにおける伸び率におけて、電気機械、自動車製造、計装が上位3位となり、其々4.07%、3.14%、3.06%の伸びを記録した、自動車セクターは再びランクインされ、2位となった。個別株の場合、中国重汽とJMC汽車はストップ高を記録し、長安汽車は7.14%、BYDは5.11%、北汽藍谷は4.22%、JAC汽車は3.06%上昇した、BYD A株は167.98元で取引を終え、市場価値は4583億元に達し、最高値を再更新した。
実際、米国大統領選挙が差し迫っているとか、中国A株式市場の資金タイトでいるとかに関わらず、２つの主要市場の投資者は益々慎重になっている。投資者は成長潜在力がより確実した品目を好むようになった。中国自動車産業は数少ない成長が見込まれた主要産業の一つであり、A株市場の劇的変動にも関わらず、自動車セクターは確実に上昇の勢いをキープしている。特に過去数日間、優秀な完成車上場企業の株価は急騰しつつあり、この様な爆買いにはリスク回避が裏付けられている。
要約すると、ウイルスの世界中再流行、米国大統領選挙の不確実性増大、中国の資金繰りが厳しい状況の中、一部の投資者はリスク回避のため、業績成長の確実性が高い株に資金を割り当てている、中国自動車市場は数少ない有望的業種の一つに挙げられている。この影響を受け、中国自動車上場企業が軒並みに上昇し、その中で、BYDと中国概念株でNIOの株価は最高値を再更新した。
