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TOYOTAがHUAWEIを選んだ理由

自動車人 2024-04-10 12:05:35 著者:孟華

先日、TOYOTAがHUAWEIやMOMENTAと提携してスマート運転ソリューションを構築するという噂が流れた。

中国メディアは、HUAWEIを選んだ理由は中国消費者の機嫌を取るためであると見ている。この推測の問題は、技術や製品レベルの問題をマーケティング手段として外部化していることである。実際、テクノロジーもマーケティングも誰の問題も解決できない。

市場とビジネスの観点からすれば、TOYOTAがこのようにするのには十分な理由がある。中国での販売台数の不振を抑止するためにも、主流のスマート運転のレベルに素早く追いつくためにも、迅速な意思決定が必要である。


HUAWEIはスマート運転トータルソリューションのサプライヤーであり、TOYOTAはHIモデルを選んでHUAWEIと提携する確率が極めて高い。TOYOTAは世界第1位の完成車メーカーとして、自社製品ラインへのコントロールを放棄するわけがなく、HUAWEIのHIキットの組み込みを受け入れるしかない。一方、統合作業は、HUAWEIとTOYOTAの双方が技術チームを派遣して連携する。

TOYOTAは意思決定リンクを速め、ビジネスの意思決定と技術サプライヤーの選択権をTOYOTA中国により多く与え、TOYOTA中国がより便利に事を進めさせるべきとの意見もある。


『オートボット』は、HUAWEIやMOMENTAは市場によって分けて、HUAWEIが大中華圏と東南アジア、中東、アフリカなどの地域を担当し、MOMENTAが米日欧などの先進市場を担当する、或はプロジェクトによって分けて、HUAWEIが特定のサブブランド(LEXUSなど)や製品シリーズを担当し、MOMENTAが別の部分を担当し、これはそれぞれのスマート運転ソリューションと製品の位置づけがどれだけ合っているかによって決まることを推測している。

もちろん、後者の選択肢には、異なる製品シーケンスは移植性の強い応用が不足し、技術の複雑性を増加させる問題がある。もちろん、TOYOTAの製品ラインは極めて長く、本来から言うと別々に配置するコストがあり、十分な差別化をする能力がある。


これには、TOYOTAの米国での事業がこれによって非難され、HUAWEIとの切り離しを求められるのではないかという暗黙のリスクがある。TOYOTAは米国の現地製品ラインにHUAWEI技術を使わせないようにすることはもちろん可能であるが、第三者市場で使う場合にしても、HUAWEIと切り離すように米国が力を使って参入規制を手段にする可能性もある。そうなると、米国がその第1位の市場であるため、TOYOTAはかなり受け身になってしまう。


現時点では、HUAWEIと範囲を限定し、技術組み込み深さを限定し、製品シリーズ絞り込みの提携を行うのは、TOYOTAが米国の政治リスクに対応するやり方かもしれない。このようにしても小確率のな事象は排除できないが、中国市場の競争力強化という目標は、意思決定の遅れを許容することができない。中国市場でのビジネスの将来性のために、TOYOTAは少しリスクを冒す気があるかもしれない。(自動車人/孟華)

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