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中国工信部、新エネルギー自動車企業25社とインタビュー

自動車人 2020-12-10 16:00:00 著者:趙英

12月8日、中国工信部のホームページに記載された内容によると、新エネルギー自動車産業の発展を規範化し、生産一致性の水準を高め、製品の品質安全を保障するため、工業情報化部装備工業一司は最近、過去の監督検査で規則違反を問題指摘された新エネルギー自動車生産企業の25社に是正命令通知書を発行し、該当企業に指定期限での問題改善を要求し、確実的な責任果たし、問題原因についた深い分析、《公告》に基づく管理要求の厳守を求めた。
 

年末年始だからこそ、このニュースのインパクトは大きかった。筆者の調べによれば、新エネルギー自動車企業の生産一致性の観点から監督して公表したのは今回が初めてだ。監査、インタビューの対象企業の数および範囲においても、今回は史上最大規模である。中国の新エネルギー自動車業界にとって、示唆的深い意味合いを持っている。

自動車企業の生産一致性への要求は、自動車企業が量産した製品と仕様が承認仕様(国に申告した時)のパフォーマンスと一致することであり、すなわち、自動車の申告際の仕様と量産後の仕様は必ず一致しなければならないことだ。
 

中国政府が実施する新エネルギー車企業への大規模な生産一致性の監督は、中国新エネルギー車企業が既に相当な生産規模を備えていることを意味する。新エネルギー車企業に対する政府の管理は、過去10数年間のR&D、技術支援、生産認可から、生産工程及びアフター管理へ変動した。政府が新エネルギー車業界の一致性生産に対する史上最大規模の監査やインタビューは、新エネルギー車業界が徐々に成熟してきたことを表す。同業界に対する政府の監督は、次第に伝統的自動車に近寄っていた。

現在、中国は世界最大の新エネルギー車生産規模を保有し、都市のいたるところに新エネルギー車が走り回っている。このような状況下で、政府監査の焦点変動は非常に適時だ。

新エネルギー車の技術的探究、生産特徴などの点においては、依然として成長段階である、不可欠な革新と探究については認可すべきものだ。しかし、自動車生産企業として、政府に対した承諾を厳守すると同時に、国民利益に関わる責任も負わなければならない。
 

新エネルギー車の生産プロセスは、伝統的自動車企業とは顕明に異なる。例えば、一部の新エネルギー車企業の生産能力は主にOEM生産の基盤に依存しており、新エネルギー車のサプライチェーンの構成においても、伝統的自動車企業とは大きく異なり、生産組織や管理などの点においても、伝統的自動車企業より未熟である。既存するこのような要因は、今回の公信部監査で発覚された問題点と繋がる。それでもなお、公信部監査で発覚された問題点を巡って、新エネルギー車企業は厳正かつ真剣に対処し、真面目に是正しなければならない。

生産一致性を厳格に管理することで、新エネルギー自動車生産という旗を掲げ、雑魚の魚交じりの企業を淘汰させ、市場秩序を整えるのに役立つことが期待できる。中国の新エネルギー自動車業界の“野蛮な成長”が終わる日も近付いてきた。(自動車人/特約執筆者 趙英)
 

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