自動車人/張恒
北京時間11月5日早朝、米国大統領選挙は未定の状態で、参議両院の共和党と民主党の食い違いは確実に見据えた。その影響を受け、米国3大株価指数が大幅に値上がり、中国概念株はさらに高騰し、双11概念株や中国新エネルギー車企業に資本が大量に偏り、中国新エネルギー車企業の3社の株価が史上最高値を更新した。
米国大統領選挙の不確実性が曾て株式市場の変動をもたらしたが、今回は大幅に圧縮され、3日だけ急落した後、再び3日間急騰して損失を取り戻した。
一部のアナリストは、米国大統領選挙と株価指数の関係を次のように整理した：一、Trump大統領+民主党下院+共和党上院=米国株価指数高騰。二、Trump大統領+民主党下院+民主党上院=米国株価指数暴落。三、Biden大統領+民主党下院+民主党上院=米国株価指数高騰。四、Biden大統領+民主党下院+共和党上院=米国株価指数高騰の４つのパターンが挙げられた。
11月5日、米国3大株価指数は急上昇した。無論、大統領選挙結果は未定の中だが、国会の上下両院の食い違いが確実視された。これまでBiden氏が公言した公約、大企業の法人税率の引き上げ、監督強化、国の医療保険、クリーンエネルギー、マリファナの合法化の実行、大規模なインフラ刺激予算等の何も達成が困難な状況だ。その結果、Amazon、Facebook、Google、Microsoft、Apple、NvidiaなどのIT大手企業の株価は一営業日で4~9%増加し、保険株は11~13%上昇した。相対的に、機械、ソーラー、銀行、基礎素材、マリファナの株価は急激に下落した。
このような分化の下、NASDAQは3.85%、DJIAは1.34%、S&P 500は2.26%、ICS30は4.26%上昇した。
中国概念株の大幅上昇に関して、歴代2期目を務めた大統領は重任期間中に、全員が中国に対する態度を改善し、より実用的で安定的政策をとなったことが分かる、抑制ではなく促成で、対抗ではなく協力で両国関係を前進させたと一部の組織が統計結果を発表した。
銘柄別については、双11の受益株として、Alibaba、JD、PDDは其々3.55%、8.01%、12.38%で大幅に上昇した。市場熱心は依然として中国新エネルギー自動車企業だ、NIOは6.23%上昇の37.71ドルで株価は再び更新し、市場価値は508.67億ドルを達成した。理想自動車は5.24%上昇の25.31ドルで取引を終え、市場価値は211.68億ドルに達した。小鵬自動車は同日23.32%急騰し、終値は27.39ドルとなり、市場価値は201.24億ドルを記録した。“中国概念股”における中国3大新エネルギー自動車企業は全て史上最高の市場価値を記録した。
11月4日、自動車セクターは3.31%上昇でA株全業界セクターの1位を占めた。コンセプト分野では、新エネルギー車が3位、燃料電池が5位、自動車電子が8位にランクインした。銘柄別については、金龍汽車、宇通客車、JACはストップ高となり、福耀ガラスは8.24%、長城汽車は7.86%、SAICは6.72%、GACは4.39%上昇した。
世界中政治と経済状態の変動に関わらず、中国自動車産業が脚光を浴びている。中国自動車企業に対して、特に新エネルギー自動車株に対する資本市場の派手な宣言は、2016年及び2017年をはるかに上回っている。自動車産業はまだ回復中だが、資本市場はすでにその未来に大きな期待を寄せている。
