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“バッテリースワップ”式、中国でシステム的好調を齎す

自動車人 2020-10-24 10:40:00 著者:管宏業

自動車人/管宏業

中国新エネルギー車の発展形式に最新結論が出た。最近、中国国務院は《新エネルギー自動車産業発展計画(2021-2035年)》を可決し、中国新エネルギー車において、今後15年間の発展方向の設計をトップレベルにより提示した。

今までの新エネルギー車の発展において、低航続距離と充電困難が最大懸念事項だった。“発展計画”は、充電パイルの建設を財政支援すると共に、バッテリースワップ式の活用も奨励すると提案した。

バッテリースワップ式の技術成熟とユーザーの口コミが広がり、バッテリーを車両から換装する新エネルギー車の開発がトレンドとなり、バッテリースワップ式モデルの発展時代が近づいていた。
 

今年の政策が正式に推進される前、すでに多くのタクシー運転手はバッテリースワップ式の利点を体験した。新エネルギー車の普及過程で、タクシーは強い志向性と識別性を持っている。高頻度と長時間の使用特徴によって、タクシーレベルで乗り切れるかどうか、これは電気自動車として究極な試験台と言える。

これまで、航続距離が短い、充電時間が長い、充電所が探し難いという3つの問題が、新エネルギー車の発展に制限を掛けた。今、バッテリースワップ式がこの懸念を軽減できると期待される。バッテリースワップ式とは、車両を充電する必要がなく、別の電気満タンのバッテリーを換装し、車両をすぐ使用できるものであり、従来の携帯電話のバッテリー交換と同じ原理だ。
 

中国はすでに世界最大の新エネルギー車大国である一方、新エネルギー車の発展は過去2年間で少なからぬ困難でボトルネックになった。特に今年の1月から9月まで、新エネルギー車の成長率は市場全体に及ばず、スタミナも弱いため、政策レベルからのプッシュが必要な状況だった。

今年の中国両会の政府事務報告によると、“充電パイルの建設、新エネルギー車の普及”が提出され、充電パイルを“新インフラ”範疇に分類した。また、今年9月には、中国自動車工業協会を含む事業所20箇所が、《新エネルギー車、“車電分離”型構築生態圏共同声明》に署名し、自動車とバッテリー分離”型生態圏の本格的な発足を知らせた。
 

国家支援対象となったバッテリースワップ式は、地方政府の新型インフラ計画にも追加された。今年6月、《北京市新型インフラ建設行動加速化方案》は、Smart Application Infrastructure建設において、人、車、パイル、ネットの調和発展を推進し、2022年までに、5万台以上の電気自動車充電パイルを新設し、バッテリー換装所は100箇所を建設すると提案した。今年5月、上海市は新型インフラを上海市経済高品質発展で重要な基盤に定着し、2022年までに、充電及びバッテリー換装ターミナル施設10万箇所を建設すると提案した。この2つの中国最大都市で、バッテリー換装ターミナル施設とバッテリースワップ式の構築が、今後2年間で急発展を遂げるでしょう。

現段階のバッテリースワップ式は、解決すべき課題が残っている、しかし、数年をわたる開発に従って、アプリケーションに適した場面や車両が模索され、政策推進に基づいて、バッテリースワップ式の普及が加速する事に期待できる。

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